恋空の感想(ちょっとはまじめに→うそ)
先日は恋空の感想を「良くわかりません」とかいい加減な感じで濁して終わったんですが、まあ、そのままに放置しておくのもなんだか作品に対して申し訳たくなってきたので。
自分なりにちょっと考えてみます。
まずは「わからなかった」理由から。*1
はっきりいっておいらにはあれに共感できる共通認識もないし、話のぶっとび具合にはついていけないし・・・というわけで、作品を読んだ後に、自分が明らかに作品に入り込めていなかったんです。それが大きな理由だと思います。
そもそも、おいら周りからちやほやされる(少なくとも恋空の主人公はそんな感じの「モテ体質」だった)女子中高生じゃないから。
夜中に自転車で走ってると「そこのキミ止まりなさーい」とか声をかけられて尋問されるような、怪しげな男子大学生なんで。
そんなにも立場が違うと、小説の中のすべてが違う星の出来事のようなわけです。
少なくともレイプも妊娠もおいらには一生関係のない話ですし。
世の中の人も決して共感している人ばかりではないんだろうけど、(というか大部分の人は共感できないかも。そもそも作者が一般受けしようと思ってないだろうから。)このストーリに共感した人がいる、ということはちょっと心にとめておこうと思いました。
とはいっても、その共感した人が社会人になってからとかずっと共感し続けるとも思えないんですけどね。
精神的にふけるとこの小説のテンション自体についていくのが難しくなってしまうような気がします。
*1:文中の「まずは」に対応する「次に」の論点がないけど、この作品の感想を書くのが辛くなってきたということで勘弁してください。