気づいたことをメモ

被害妄想の解決方法について考えてみたんだけど、被害妄想っていうのが「相手の一挙手一投足が怖い、ひいては相手そのものが怖い」ってことなら、究極的には無限ループになって解決なんてしないよね、って思った。もしかしたらできるかもしれないけど。

いろいろな状況があいまって、誰かから脅迫的な感じを絶えず感じるとしたら、それが被害妄想なんだと思う。
でね、たぶんだけど、その脅迫的な感じを受けているのは、「自分自身の中にある被害を与えてくる人のイメージが脅迫的な印象を与えるから」だと思う。ここで大切なのは、脅迫的な感じを与えるのは「怖い人自身」ではなくて、自分の中にあるその人の「イメージ」だということだと思う。つまり、自分で作りだしたその人のイメージに被害妄想は左右されるのであって、その人自身が仮にいい人であったとしても、その人に対するイメージが悪ければ、被害妄想は発生するものだと思う。

結局、被害妄想は被害妄想になっている人の心の中だけで完結している話で、それだから自分の心にずっと付いて回る。寝る時も起きた後もぼーっとしている時も。だからよく精神科医が被害妄想の人に「相手の人はあなたにひどいことを言おうとか、そんなこと思ってないと思いますよ」って諭したとしても、被害妄想の人が「いや、そんなことあり得ません。」ってすぐに否定してしまうって言うことが起こるんだろうねえ・・・

そうなると、「顔を合わせるのはとても憂鬱」→「できれば顔を合わせたくない」→「一緒の部屋にいても避ける」→「自分の中で相手に罪悪感を生じる」→「だから相手が怒っているように感じる」→「脅迫的な印象を受ける」→「顔を合わせるのはとても憂鬱」という悪循環だよね、行き着くところはさ。そうすると、このループに一度はいりこんでしまったら、なかなか抜けられないんだと思うんだ。

抜け出していくルートを考えれば、脅迫的な印象を与えているのは「心の中にある対象のイメージ」なんだから、自分の中のイメージを良くしていったらいいわけだよね。そう考えるなら、やっぱり実際に相手と向き合ってみて、その中で相手の正確なイメージを作っていく、つまり自分の中で脅迫的にゆがめられているイメージを実物に近付けていく努力が必要になるわけ。相手と真正面から向き合うことが、なかなか難しいけどね。

悲惨なのはさ、向き合ってみたけど、やっぱり自分のイメージと実物が大差なかったって時。そしたらどうしたらいいんだろうなあ。

解決策は考えられないよね・・・・


難しい話です。


心配掛けてすみませんが、こうやって文章化できるくらい元気なので、大丈夫です。