アニメやらコミックやらの意義

そもそもこれといった意義なんて必要ないかもしれないし、売れりゃいいよという話もあるんだけど、個人的には日本のコミック・アニメって社会的な問題点とかメッセージ性をもったものが多いように感じていて、存在意義がコミックとかアニメを通じて問題点やメッセージ性に気付かせることにあるように思えるんだけど、どうだろ。

本を開けば、新書にしても文庫にしても古い著作にしても、社会的な問題を取り上げたものはたくさんあるんだけど、それもこれも人口に膾炙するっていうわけにはいかないしね。結局のところ、コミックとかアニメはその背後にあるメッセージを伝えるということに関して言えば、そのほかの活字メディアよりもずっと直接的に伝わっていくわけ。

時々このブログでいろいろ法律とか経済とかいろいろなことを書いてるのも、自己弁護すると、コミックとかアニメとかをそれが持っているメッセージを主に解釈してみようと思って書いたりしているんだけど、なかなかうまくいかないです、はい。

痛いニュースで日本のアニメは美少女とメカを並べただけで似たり寄ったり、だなんて言われてたけど、似たり寄ったりのところがいいのであって、メッセージ性を持たせつつもそれを美少女とメカで包んでしまうから、いろいろな人に分かってもらえるきっかけを作れるわけで。ほんといいツールだと思うよ。羊の皮をかぶった狼みたいで。


あと、日本のアニメは美少女とメカを並べただけって批判されてるけど、結局ハリウッドだって美女とアクションとCGをのぞいたら何も残んないしね。でもそれが越えられない。日本のアニメだって、美少女とメカでいいと思うんだが。