海外旅行に行ってきて感じたこと

お久しぶりです。
実は海外旅行に行ってきました。ロサンゼルスです。

向こうに行ってぼんやりと思いついたことがたくさんあったので備忘録替わりに書いておこうかなと。

向こうに行って一番感じたのは、日本との都市構造・とりわけ交通構造の違いでした。

あっちって車移動ばっかりなんですね。本当に。
だって車移動が楽だし早いし安いし。フリーウェイはタダだし、路駐もし放題だし(道端を歩いてる途中で警官に切符を切られそうになってるおばさんを見かけたんだけど、強い調子で弁解したらお咎めなしになってたし取締り自体超ユルイのかも)、どこ行っても駐車場は広いし、道も広いから適当に運転しても余裕だし。

それに引き換え公共交通機関のひどさと言ったらなんだこれっていうレベル。
まず時間通りに来ない。あと基本的に駅に時刻表がない。それはバスも地下鉄も一緒。
確かに安いのは安いんだけど(メトロバスの場合どこまで乗っても1回の乗車につき1ドル50セント=120円ほど。端から端まで乗れば20kmを120円で移動できる。)なにしろ設備がボロい。椅子が硬くてケツが痛い。そしてバス停に停まるときは毎回急ブレーキかってレベルのきついブレーキ。あれでは立ち続けるのは相当疲れるぜ。


そもそも向こうは、もともと土地が余ってた時代の名残からなのか、みんなおおらかな国民性なのか、一つ一つの建物を平たく立てて、一つ一つの領域を横に広くとっちゃうんですよね。だから東京であれば山手線の内側どころかに全部収まっちゃうような物がだらだらとひろーく横に連なっちゃう。もちろんその分だけ一つ一つはゆったりとできてるけどね。

そんなこんなで、別になんか論理があるわけじゃないんだけど、こういうアメリカの都市って日本の都市とは成立できる大きさに大きな差が出てくるような気がしてきたのでした。
現に日本型の都市とアメリカ型の都市とでは1000万人以上の差が・・・しかもなかなか埋まらない・・・参照→http://www.demographia.com/db-worldua.pdf:Demographia World Urban Areas and Population Projections


みんなが電車で規則正しい動きをして隅々まで張り巡らされた道路でドアツードアで荷物が移るような日本の都市。アリの巣みたいですね。

日本人は「動物化」してアリになりましたとさ。

おしまい。